クラウドソーシングって実際のところどうなの?と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?
昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、ボーナスがカットされたり、リストラ対象となったりしたことで、副業に手をつけはじめた人も増えたことでより目にする機会が増えた「クラウドソーシング」という言葉。
クラウドソーシングで稼げるとは聞くけれど、実際に欲しい額を稼げるのか本当のところは疑問ですよね。
結論からいうと、食べていけるほど稼げる人もいれば、なかなか稼げない人もいます。
クラウドソーシングを利用して稼げるようになるためには、「稼げない理由」をつぶして「稼げるコツ」を実践することに尽きます。
今回はその稼げない理由の洗い出しと稼げるコツについて、詳しく説明します。
クラウドソーシングが「稼げない」といわれている理由
まず、クラウドソーシングがなぜ稼げないといわれているのか、理由を知っておきましょう。
単価が低い
どんな依頼でも、スキルと実績のない初心者が応募できる案件は比較的単価は低いものです。そのため、はじめのうちは「思ったより稼げない」「こんなはずじゃなかったのに」と嘆いて辞めてしまう人もいます。
テレビ放送などの影響で、クラウドソーシングの仕事をはじめる人がどっと増えたことも単価が下がる原因かもしれません。
しかし、これは初心者に限ったこと。ここを通り抜けた先には高単価な案件にたくさん巡り会える可能性が高まります。
良い仕事をする人、需要のある仕事をする人にとってはそれなりの報酬が見込めるといえるでしょう。
競合が多い
どんな仕事を選んでも、クラウドソーシングサービスのお仕事登録者には競合がたくさんいます。
ひとつの案件に応募者が殺到することもめずらしくありません。
クラウドソーシングサービスはその性質上、似通ったスキルを持った人が集まってくるため、自然とライバルが多くなるのです。
しかし、スキルと実績を積み重ねることで、お客様のほうからあなたを探し出してくれるようになるとライバルは気にならなくなるでしょう。
初心者のうちは仕事をとるのにも苦労するかもしれませんが、続けていくうちにある一定のレベルまで到達すると、ライバルに目がいくのではなく自身のスキルやサービス内容の改善を意識するようになるでしょう。
手数料が高い
クラウドソーシングサービスの大手、「クラウドワークス」や「ランサーズ」では、最大20%の手数料が差し引かれます。
たとえば1万円の仕事を受注した場合、実際の入金額は8000円です(ここからさらに振込手数料が引かれます)。2000円はクラウドソーシングサービスに入ります。
報酬単価が比較的低めの初心者にとってはそこからさらに手数料が引かれると考えると、報酬額が少なくなるなぁ顕著に感じてしまうことでしょう。
しかし、やはりそこは耐えて受注を増やしていくことをおすすめします。受注金額が上がれば手数料率は下がる傾向にあるため、最初は損をしているような気持ちになるかもしれませんが、長い目で見てたくさん仕事を受けていくことが大切です。
クラウドソーシングで稼ぐコツ
クラウドソーシングがどうして稼げないといわれるのかが掴めたところで、次にクラウドソーシングで稼ぐコツについてを紹介します。
トップランカーたちの研究と模倣
これは、どんな業界でもいえることですが、稼ぎたいなら「稼いでいる人のマネ」をすることが近道ともいわれています。
初心者のあなたはクラウドソーシング界における「赤ちゃん」と同じです。赤ちゃんは周りの大人のマネをして言葉や動きを覚えますよね。
それと同じように、クラウドソーシングサービスを利用して稼いでいる人たちを研究してマネをしてください。
あなたが今後活躍したい分野が文字起こしなら、文字起こしの分野で活躍している人をマネしましょう。ここでいう「マネ」とは、無断転載ではありませんよ!
どういった「順番」で「何を」書いているかを洗い出し、あなた自身のスキルと経験に落とし込むことをいいます。
そして、最初はマネをするけれど、落とし込んだ後はそこに自分流をプラスすることで、あなただけが出せる「オリジナル」に変化させることも忘れないでいましょう。
そうでないと、せっかくつけたスキルでもまた他人のなかに埋もれてしまいます。
クライアントが求めるスキルを身につける
たとえば、文字起こしで仕事を取っていきたいと考えている場合、文字起こしのスキルがあるのは当然です。さらに、そこにクライアントが求めるスキルを身につけることで、仕事の幅も広がり、単価も上がります。
英語や中国語ができれば、その言語の文字起こしも受注できます。また特殊な業界の専門用語を勉強しておけば、その業界の文字起こしを受注できるようになります。
「仕事が取れない」ときは、クライアントが求めているスキルが何なのかを考えるクセをつけておくとスキル向上に繋がります。
クライアントに不安を与えない
一般的に「初心者=信頼性がない」と思いがちで、クラウドソーシングの世界では特にこの傾向が顕著です。
そのため、まずはクライアントを不安にさせない配慮をしましょう。
クラウドソーシングサービスを介しての連絡のやりとりが主のため、お互いに顔が見えないなかで仕事を行います。
そうした環境のなかでも、ほとんどの方が真面目に忠実に取り組み、ルールを守ったうえでお仕事を受けているのですが、一方で顔が見えないことをいいことに、仕事を任せてもすぐに連絡が途絶えてしまうケースも実際にあるようです。
一生懸命仕事をしようと考えている人には大変迷惑な話ですが、クライアントの仕事を完遂する意志をしっかりと伝え、定期的に進捗状況を連絡して相手の不安を取り除くことも、仕事のひとつだという意識でいると良さそうです。
迷ったら応募する!
案件に応募するか迷ったらすぐに応募しましょう。
初心者は応募しても半分以上は通りません。たくさん応募してたくさん仕事をこなすことが、お金と実績を稼ぐ最大のコツです。
ひるんでいては別の人に案件を取られてしまいます。数打てば当たるではありませんが、提案文の練習にもなりますので積極的に応募していきましょう。
通りやすくなるコツは以下の2つです。
- クライアントに不安を与えない提案文を作成すること
- 募集されてから早い段階で応募すること
提案文はクライアントから書き方の指定があればそれに準じましょう。見やすさも意識しながら書くとより良いです。
クライアントは多いときで数百人単位の提案文を読んでいます。じっくりと読んでいるヒマがないため、パッと見て読みやすいかどうかで判断されることもあります。
また、クライアントは応募順に提案文に目を通すことがほとんどです。そのため、応募時期が遅いと先に候補の人がいるとその時点で締め切られてしまう可能性もあります。
魅力的な案件の募集が開始されたら、すぐに応募しましょう。
クラウドソーシングはコツを押さえておくと稼げる!最初は欲張らずにコツコツと
クラウドソーシングは長く続けることや自身のスキルによっては、月100万円以上稼ぐことも夢ではありません。
今回ご紹介した稼ぐコツを押さえて、ぜひガンガン稼げる人になりましょう!