在宅ワークだと、誰にも仕事をしている姿を見られていないため、ちょっとくらいサボっても大丈夫だろうと考える方もいるかもしれません。
会社という場所から離れて仕事を行うので、多少はどこかしら気が緩んでしまうのは仕方がないことだとは思います。良くいえば「リラックスした状態で仕事ができる」ということですよね。
ただ、その延長で気が緩みすぎて「在宅ワークだからサボっている」と思われてしまうのは避けたいところです。
この記事では、どんな状況になるとサボっているという疑惑が生まれるのかを考えてみました。
在宅ワークで離れていてもサボるとバレる
在宅ワークは正社員や契約社員、フリーランスなど、働き方によって変わってきますが、ここでは何時から何時までと勤務時間がある程度決まっている働き方の場合で考えてみました。
確かに、仕事量が決まっていて、決められた時間内にその仕事が終わっていれば多少サボっていても問題はないかもしれません。連日疲れが溜まってきたからと、普段よりも10分程度休憩時間を長く取っても、さほど問題はないでしょう。
だからといって、これが毎日続いてしまうと、サボり癖がついて、さらにサボる時間もダラダラと長くなってしまう気がします。
このような状態が続くと、おのずとバレるのではないでしょうか。
在宅ワークでサボると見抜かれるケース
在宅ワークで「サボり疑惑」が生まれるのはどのようなケースかを考えました。どれも各々の職種や業務形態などで異なる場合もありますが、なかには当てはまることもあると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
- アウトプットの量と質に問題あり
- 連絡をしても反応がない・返信が遅い
- 嘘がバレる、言い訳が多い
アウトプットの量と質に問題あり
在宅勤務を行う場合は、出社している場合に比べて「仕事ぶり」を目にすることができないため、やはり、1日にどれだけの仕事をこなしたかを目でわかるようにする必要があります。1日の終わりに日報などで報告する企業も多いと思いますが、内容の量と質は、出社と比べてさらにしっかりと見られていると思っておいた方が良いでしょう。
提出物や業務内容を確認して、上司や先輩が「これって適当にこなしただけだな」「あー、手抜いてるな」なんて思われる内容だと、後々自身の首をしめるだけですよね。
在宅勤務でもしっかりとやっているという信頼を得るためには、日頃から丁寧に質の高いものをアウトプットできるように取り組む必要があるのではと思います。
連絡をしても反応がない・返信が遅い
在宅勤務で誰にも見られていないことをイイことに、仕事をしているフリをして昼寝してしまった!……自宅だと緊張感がなくなってそんなこともあるかもしれません。
しかし、そんな時に上司やクライアントからの電話が鳴ったらどうでしょう?
すぐに掛け直して対応できるといいですが、寝起きで声がひっくり返ったり、かすれたりしてしまうと怪しさ満点です。
「あの件どうなってる?」「今、送ったんだけど添付資料見てくれてる?」など急に言われるとアタフタしてしまうかもしれませんよね。
1回だとたまたまかなと思えますが、数回こうしたことがあると電話先の相手も不信感を持たれてしまうかもしれないので気をつけましょう。
嘘がバレる・言い訳が多い
サボっていることがバレないように嘘をついて、まだ終わっていない仕事を終わっているかのように会社に伝えているけれど、もしかすると、クライアントから会社に問い合わせが来ているかもしれませんよね。
考えただけでも怖いですが、クライアントだけでなく、チームで仕事をしている場合などは、先輩や後輩に自分の担当の進捗を嘘ついて誤魔化していたけれど、何かしら話が噛み合わなくなって大ごとになってしまったなんてこともあるかもしれません。
もしも、在宅勤務でサボりがバレた。どうする?どうなる?
では、もしもサボってしまったことがバレたらどうなるのでしょうか。
在宅勤務を導入しはじめたばかりの会社の場合だと、最初だからと大目に見てもらえるかもしれません。いきなり退職や部署移動を迫られるなんてことはないと思います。
しかし、もしかするとサボってバレた人のせいで、今後の在宅勤務の体制がより厳しくなってしまう可能性は大いにあります。
たとえば、勤務中はずっとウェブカメラを繋いでおくように指示されたり、タイマー機能のついたアプリなどを導入するようになったりと会社もこのまま野放しに自由にさせてはくれない可能性が高くなります。
また、日報の報告に逐一、上司からの細かな突っ込みがくる覚悟もしておかなくてはいけなくなるでしょう。
そうならないためにも、サボることばかり考えるのではなく、どうすれば効率よく仕事ができるのか工夫をしたいものです。
在宅勤務でサボりたくなったら思い出したいキホン
在宅ワークだと人目がないため、スマホでSNSやゲームアプリを起動させたり、PCでネットサーフィンをしたりと、業務から離れたくなるときもありますが、やる気が低下して、サボりたいと思ったときほど、キホンを思い出してほしいと思います。
在宅ワークをしている方は、出社するよりも在宅で仕事がしたいと思っている方が多いでしょう。
- 在宅で仕事ができる今の環境に感謝する気持ちを忘れないこと
- 在宅ワークは「自律・自走」で行える人がするもの
この2点を思い出して、今ある仕事に自分ができることを最大限の力で対応することでサボる気持ちを抑え、仕事に取り組む姿勢を高めてくれるはずです。
在宅勤務はどうしてもダラダラと長い時間対応してしまいがちですが、時間や仕事量で区切りをしっかりと付けてプライベートとのメリハリをつけることがサボり防止にも繋がります。
やりがいを見出すと収入アップも目指せるかも!
在宅ワークだと誰も仕事ぶりを見ていないからと、モチベーションが下がりやすいですが、モチベーションが下がることを会社や他人のせいにばかりせず、自分なりのやりがいを見出すことも在宅ワーカーとしてはとても大切なことです。
ダラダラと仕事をこなしている人や、要領良くこなしてサボっている人が実際にいるかもしれませんが、そのような人と同じになることはありません。
自分のモチベーションを自分で保つことは簡単なようで案外難しいことです。
しかし、自分のモチベーションやコンディションを保つための、心の持ち方や仕事との向き合い方を、在宅ワークという環境で鍛えられていると思ってみるのはいかがでしょうか。
そう感じることができた人から次のステップへと進んでいるのかなと経験上、感じています。
普段の何気ない業務かもしれませんが、モチベーションをうまく保ち、やりがいを見出すと、やはり、同じ仕事でも上がってくるもののクオリティが変わってきます。
その積み重ねをしているうちに、上司や先輩、クライアントからも頑張りが認められ、昇進や収入アップに繋がることもそう遠くはないはずです。
在宅ワークのサボりはバレやすい!モチベーションは自分次第!
在宅ワークでサボると、アウトプットの量や質、また何かしら話が噛み合わないなどで、結果的にサボっていたことがバレやすいのではないかという考察に至りました。
自身の経験上、管理する側・される側、両方経験したことがありますが、サボっている雰囲気は会っていなくてもわかりますし、サボってしまうと後からサボった分を間に合わせるのは大変です。
やはり、在宅ワークでも丁寧に仕事をしたり、相手がスムーズに仕事ができるよう配慮したり、細かい部分ですが双方が「気持ちよく仕事ができる」ことを心がけるとサボる・サボりたいという気持ちも薄れてくるのではないでしょうか。
離れていても、PCやシステム上での仕事のやりとりだとしても、何かしら「人と人」とで仕事をしているわけですから、気持ちよく仕事をしたいですし、必ず見てくれている人はいます。
在宅ワークでサボってしまいがち、サボることを考えてしまう、という方はまずは自律や自走を忘れずに取り組むことを意識してみてはいかがでしょうか。