ムリせず自分のペースで少しでもお小遣いを稼ぎたい!

マイペースに稼ぐとすれば「内職」と「在宅ワーク」が浮かぶのではないでしょうか。

内職と在宅ワークはどちらも、おうちで仕事をすることには変わりませんが、実は法律で明確に分けられているのです。

では、「内職」は、どんな仕事で、どのように探すのでしょうか?

今回は内職の具体的な仕事内容と、在宅ワークとの違いについて紹介します。

内職の仕事内容の種類

内職の一般的な仕事内容は、企業から原材料を受け取って加工や組み立てを行うものが多いです。

単純作業を大量に繰り返すケースが多いため、スキマ時間を上手に使って稼ぎたい人に向いています。どんな種類があるのか見ていきましょう。

シール貼り

商品の箱や封筒などの指定位置にバーコードや成分表のようなシールを貼ります。 単純にシールを貼り付けるだけのこともあれば、シールの切り取りや商品梱包までを行うこともあります。

シールを雑に貼り付けると廃棄処分となるため、集中力を要する仕事です。

値札付け

商品に値札をつけていきます。主にアパレル関連の職種から募集されています。間違えてもやり直しがきくため、ミスするのが不安だという人も落ち着いて取り組めるでしょう。

ただし、商品を傷めてしまってはいけないため、指輪や長い爪の人は気をつけたいところです。

カプセル詰め

おもちゃ屋さんなどで見かける、ガチャガチャのカプセル詰めです。小物が好きな人やガチャが好きな人にはたまらない仕事でしょう。

カプセルには商品だけでなくカードなどの説明書類も入れます。入れ方は指定されるため、丁寧な作業を心がける必要があります。

ポケットティッシュのチラシ入れ

街中で配られているティッシュの裏にチラシを差し込む仕事です。

単価は安いですがよく募集されていて、初心者でも取り組みやすい仕事といえます。

野菜をパッキング

パセリや大葉のような小さな野菜を束ねる仕事です。スーパーなどでも見かける仕様で親近感が湧きますね。野菜に囲まれての仕事は、健康志向の人にもぴったりです。

食品を扱う仕事のため、衛生面には細心の注意を払って取り組みましょう。

箱の組み立て

紙やプラスチックでできた箱を組み立てる仕事です。家の中で箱の置き場所を確保できることが最大の要件になります。

作業の際は、指紋がつかないように軍手や薄手の手袋を着用して取り組む必要があります。

アクセサリー類の製作

依頼先が販売するためのピアスやシュシュ、ネイルチップなどのアクセサリー類をつくる仕事もあります。つくるだけではなく、値札付けや袋つめの作業も伴う場合があります。

少し高度になると、ミシン縫いや手縫いの作業も。アクセサリー好きな人や細かい作業が好きな人にオススメです。

おむつケーキの作成

レアな仕事ですがおむつケーキの作成も募集されるときがあります。「おむつケーキ」とは、おむつを並べてケーキ型に整形した赤ちゃん用の贈答品です。出産祝いとしてよく贈られます。

比較的単価が高い仕事ですが、赤ちゃんに触れる商品のため、衛生面では細心の注意を払いましょう。

小論文などの添削

高校生以上の学生の答案を赤字で添削する仕事で。答案に直接記入するため字がキレイな人は歓迎されます。

学力が必要ですが、そのぶん高単価でやりがいもある仕事です。

賞状書きや宛名書き

賞状や年賀状、結婚式の招待状などの宛名を筆で書く仕事です。賞状書士の資格があると仕事の幅が広がるでしょう。

書道経験がある人も有利です。

電子部品の組み立て

電化製品に使用される電子部品を組み立てる仕事です。専門的な工具は必要なく、ドライバー1本と軍手があればできる内容の業務がほとんどです。

部品のひとつひとつが細かいため、なくしてしまったり、お子様が誤飲したりしないように、部品を置いておくための独立したスペースが必要になります。

内職と在宅ワークとの違いって?

内職の仕事内容をざっと紹介しましたが、在宅ワークとはどういう違いがあるのでしょうか?

いくつかの項目に分けて見ていきます。

仕事内容

在宅ワークはパソコンを利用したデザイン作成やプログラミング作成などが中心です。

一方、内職は会社から受け取った材料を元に、手で組み立てなどをするケースが多いです。
パソコンがなくても手軽に取り組めるのが嬉しいですね。

立場

内職は家内労働法という法律で守られており、企業に雇用される立場になるため、工賃の最低額や入金方法など最低限の保障がなされています。

一方、在宅ワークには厚生労働省が策定したガイドラインがあるものの、2021年1月現在では保障される法律はありません。在宅ワークかつ個人事業主の場合は下請法が適用されますが、それでも最低賃金などの定めがないのです。
そのためトラブルが起こった場合は完全に自分で対処する必要があります。

内職が向いている人

基本的に細かい単純作業が苦でない人に向いています。また、一人で仕事を進めることになるため、黙々と取り組むことに抵抗がない人にはうってつけです。

反対に、コツコツと続けることがニガテな人や、コミュニケーションをとりながら仕事を進めたい人には不向きかもしれません。

ふだん家にいなければならない人や、スマホを触ったり遊んだりしている時間を使って稼ぎたい人にぴったりの仕事といえるでしょう。
家事や育児、本業の仕事でなどまとまった時間が取れなくても、細かな時間でお小遣いを稼ぎましょう。

内職の仕事の探し方と流れ

内職の仕事をしてみたいけれど、実際にどうやって探せばいいのか、また採用まではどんな流れなのか気になる人は以下に仕事の探し方と採用〜入金までの流れについて知っておきましょう。

1.アルバイト情報で検索

アルバイト情報誌や新聞、ネット上のアルバイト情報から検索して気になる仕事を探します。

「内職 (気になる仕事) (住所)」

で検索すると、すぐに情報に辿り着けますよ。欠員が出れば募集となるため、応募したい仕事が見つからない場合は日にちを置いて探してみてください。

2.採用

基本的に一度会社に履歴書を持参して面接を受けることが多いです。

昨今のコロナウイルス感染拡大の影響でオンライン面接を実施している企業も少なくないです。その場合には募集要項に「オンライン面接」の文字が記載されているはずですので、気になる方はその辺りもチェックしておきましょう。

他にも、履歴書の送付だけですぐにお仕事開始となることもあります。

基本的に募集人数が揃えば締め切りになりますので、気になる仕事には早めにエントリーしましょう。

3.お仕事開始

実際に採用となり、契約手続きをしてお仕事を開始することになったら、会社から材料が郵送されてきたり、自分で取りに行ったりして業務を開始します。

会社によっては平日昼間に材料を取りに来るよう指定されますので、会社員の人や動ける時間帯が決まっている人は事前に材料を送ってくれるのか、休日に取りに行ってもいいのかの確認をしておくことがおすすめです。

4.入金

出来上がったものの納品は、会社に郵送するか、会社に直接持っていき納品するかどちらかになるでしょう。

納品した内容数により後日指定した金融機関に入金されます。週1もしくは月1入金が一般的です。仕事を始める前に、入金のタイミングについてもよく確認しておきましょう。

内職の種類はいろいろ!自分に合ったものを選んでまずはトライしてみよう!

内職は会社に雇用されて手作業で行う仕事です。箱の組み立てのようなカンタンな内容の仕事からアクセサリーの作成のような細やかな仕事まで多岐に渡ります。

複雑な仕事ほど単価も上がりますが、そのぶん時間もかかるため、よく考えて選びましょう。
コツを掴むと、どんどん稼げるようになる可能性が高くなるため、まずは興味のある分野に挑戦してみることをおすすめします!